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Earth Festival

by 宇佐美峻 on 2014年2月12日

earth-festival

Earth Festival
参加費:無料
開催場所:地球
参加者:みんな

地球の人口が100億人になっている2100年の世界では、まだ戦争はあるだろうか?貧困はあるだろうか?いじめはあるだろうか?
既に無くなっていたらうれしい。
いじめの問題の根幹は”共感”の欠如に依るものだと僕は思う。
例えば、兄弟や親友や恋人だったらいじめない。
いじめられてるのが大切な人だったら、さらに助けてあげるくらいするのは普通のことだ。
でも、実際には「あいつとはそこまで仲良くない」から見て見ぬ振りをしちゃう。いじめはなくならない。
貧困、戦争も同じだと僕は考えている。
家族が飢え死にしそうになっていて、自分はお金に余裕があったら食べさすことくらいするし、
家族や恋人とはお金や宗教や石油や領土の問題なんかで、間違っても命を懸けて戦争なんかしたくない。
”共感”が圧倒的に足りないのだ。
今までの時代にはそれは仕方なかった。物理的距離も遠すぎたし、連絡の手段もない、できてもコストがかかりすぎた。
でも、今は違う。メッセージは瞬く間に世界に発信することができるし、いつ、どこにいても、ネットさえあれば無料で地球の裏側にいる人と話すことさえできる。
アフリカにいる会ったこともない人を家族や恋人のように感じることが、可能な時代になってきていて、そういう時代に僕たちは生きている。
それが本当の意味でのテクノロジーの進歩ってもんだろ?

もっとも強い共感、連帯感を生むものが日本のお祭りだと僕は思う。ライブでもいい。スポーツでもいい。
あの”お祭りやライブで一緒に盛り上がった人たちとの一体感”というものが、世界には必要だと信じている。
日本は良い意味でも悪い意味でも祭り好きだと言われるけれども、日本人に生まれた僕は祭りの文化を誇りに思うし、日本人に生まれて本当に感謝。
もし100億人全員で1日だけ仕事をする手を休め、武器を捨て、歌いながら最高に盛り上がるお祭りをすることができたら、その時地球はどうなるだろう。
100億人で一斉にジャンプしたら地球が割れるかもしれないし、100億人が一斉に叫んだら宇宙にまで声が届いて、驚いた宇宙人がひょっこり参加しにやってくるかもしれない。
100億人みんなが家族に、恋人に、大切な人になったらどうなる?
それでもまだ戦争をするだろうか?飢え死にしそうな家族を放っておくだろうか?大切な人をいじめるだろうか?

Earth Festival以降の世界では資本主義から次の世界へと移行するかもしれない。
目指すべき社会は経済的に豊かな社会ではなく、精神的に豊かな社会だということに気づくかもしれない。
2100年が新たな暦の始まり、地球歴の始まりになるかもしれない。

*サムネイル
著作者:Sweetie187

One thought on “Earth Festival

  1. 必須 says:

    一人一人が他の9999999999人と同じ利害関係になることはない。
    強い共感、連帯感だって、それが誰かへの怒りに対するものであれば、残忍な私刑に化ける。

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